※この記事はネタバレを含みます。ご覧になる際はご注意ください。
みなさまは『ハイキュー!!』というマンガをご存じでしょうか。
出典:ハイキュー!!
『ハイキュー!!』は古舘春一先生が週刊少年ジャンプで連載していた、スポーツマンガです。
そんな『ハイキュー!!』には主人公・日向をも超える空中戦の支配者がいます。
それこそが、この記事で取り上げる、星海光来という選手です。
というわけで、今回は小さな巨人、星海光来をご紹介します。
プロフィール
出典:ハイキュー!!
身長:169.2㎝(高校二年時)→173.1㎝(プロ時)
体重:61.7㎏(高校二年時)→67.9㎏(プロ時)
所属:鷗台高校バレーボール部(長野)→シュヴァイデンアドラーズ
ポジション:ウィングスパイカー(高校時)→アウトサイドヒッター(プロ時)
好物:かっぱえびせん梅味
悩み:俺をなめるやつが減ってきた(高校時)→海外の飯メシ苦手な時があること(プロ時)
ステータス
高校入学時
パワー | 3 | バネ | 5 | スタミナ | 5 | 頭脳 | 4 | テクニック | 5 | スピード | 4 |
プロ時
パワー | 4 | バネ | 5 | スタミナ | 5 | 頭脳 | 5 | テクニック | 5 | スピード | 5 |
追加データ
サーブ | 9 | レセプション | 10 | ディグ | 9 |
セッティング | 8 | スパイク | 10 | ブロック | 7 |
CV:花江夏樹(代表作:『東京喰種』金木研、『鬼滅の刃』竈門炭治朗など)
対人関係
鴎台バレー部
鷗台のエースなだけあり、全員から信頼を寄せられています。
特に、同じ二年の昼神幸郎とは中学から同じバレー部で切磋琢磨した仲であり、お互いに深い信頼を寄せています。
昼神は中学時代、スランプに陥っていた頃に光来の言葉で救われており、それ以来彼を一目置くようになっています。
また、二年の白馬芽生からはライバル視されており、「でかいほうがすごい」といい続ける彼をうまくいなしています。
内心は芽生も光来がめちゃくちゃうまいのを認めており、時折悔しそうな表情を見せています。
他校バレー部
烏野のセッター影山とは全日本ユース強化合宿(U19日本代表候補が集められた合同合宿)以来の仲で、彼は相棒の日向に「小さな巨人がいた」と光来のことを話していました。
烏野のミドルブロッカーである日向からは自身の理想とするプレースタイルをしているだけあり、尊敬されていると同時に倒してみたい対象としても見られています。
また、光来も日向を低身長ながら空中を主戦場とする者同士として、かなり意識しており、プロとなってから再会すると真っ先に日向に話しかけるほどです。
性格
彼は端的に言えば、面倒くさい人物です。
「小さい」と言われることを極端に嫌っており、周りから「小さいのに凄い」と言われたときには「俺はただ凄いんだ!!」と言い返しています。しかし、チビだとは思われたいようで、「チビだとナメていたやつをプレーでわからせる」ことが快感らしく、チビだとナメていない人には「もっとビビれよ!!」と言ってしまうような人物です。
過去
光来は小さな頃から、兄弟の仲で自分だけ低身長であることに悩まされていました。
そんなある日、バレーのクラブで練習していたときに隣のバスケクラブに所属していた兄・日朝が「スパイクを打たせてほしい」と頼んできました。そんな彼を見て光来は「簡単に打てるもんじゃない」と呆れながらも、スパイクを打たせたところ、簡単に打ててしまいました。
「低身長」の絶対的な不利を自覚させられた光来は、母親・朝の前で涙を流します。
そんな光来を朝は笑い飛ばし、「大きくなる方法は知らないけど強くなる方法は知っている」と伝えます。
この言葉こそが今の高校最強レベルのスパイカーとなった光来の原点となった言葉であり、強豪中学で三年間控えとして研鑽を積み、高校で大器晩成した「小さな巨人」となったのです。
プレースタイル
光来は強豪中学で三年間、控えとして磨き続けたテクニックを武器としており、そのテクニックや総合力は作中最高レベルを誇ります。
そんな光来の一番の武器は圧倒的なジャンプ力とそれをフルに活用したテクニカルなスパイクです。
まずは、ジャンプ力について。
彼の身長は高校時代で169.2㎝、プロになっても173.1㎝とかなり小柄な部類に入りますが、最高到達点は高校時代で342㎝、プロのときは351㎝と、作中屈指のジャンプ力を誇る日向をも超えるジャンプ力を持っています。
(ちなみに、バレーボール日本代表の石川祐希選手は身長192㎝で最高到達点が351㎝であることから、その圧倒的なジャンプ力がどれほどのものかわかると思います。)
そして、それを存分に活用したスパイク。
しかし、彼のスパイクで一番恐ろしいのは、その最高到達点ではありません。
上述したように彼は作中屈指のテクニシャンであり、スパイクの技術に関しては右に出る者はいないでしょう。
彼はスパイクのコントロールやブロッカーとの駆け引きが非常に優れており、ブロッカーの指先を狙って大きくはじく、ブロックのわずかな間を打ち抜く、レシーバーのちょうど間にボールを打つ、(プロになってからは)ブロックアウトを狙われたため手を引っ込めたブロッカーの隙間に強打を叩きこむなど、高校生とは思えない卓越したボールコントロールが可能です。
ゆえに低身長ながら、ユース合宿に招集されたり、全国トップクラスの得点力を誇ることができるのです。
特筆すべきではないにしろ、全国トップのブロックを誇る鴎台ゆえの強固なブロック、リベロ顔負けのレシーブ、セッター顔負けのセットアップ技術、全国屈指の強力なサーブも持ち合わせており、まさに「オールラウンダー」という言葉が似合う選手です。
活躍
初登場は全日本ユース強化合宿です。
ここでは、自分の身長を全くナメなかった影山に「もっとビビれよ!!」と絡んでいました。(ユースに呼ばれた時点でめちゃくちゃうまいのは確定なので、ナメるもなにもないと思うのですが…。)
また、影山は光来を「日向より跳んでる」と一目置いていました。
続いては春高初日です。
ここでは、春高限定T-シャツを買いに来た日向と鉢合わせし、彼にポジションと身長、最高到達点を聞いて、「(最高到達点が)勝った!!」とご満悦でした。
その後、鴎台の第一試合となり、試合後にインタビューを受けていました。
次は、春高準々決勝、烏野との試合です。
日向との「小さな巨人」対決に燃えますが、日向には「『最強の囮』がいい」とフラれてしまいます。
しかし、この言葉から日向を正式にライバルであると認定し、ポイントゲッター同士、点を取り合っていました。
また、烏野のもう一人のミドルブロッカーである月島ともばちばちに意識し合っており、彼を「良いブロックだ」と評価していました。
この試合では、上述した卓越したスパイクテクニックに、サーブ、レシーブにブロックと大活躍し、鷗台を勝利に導きました。
(ちなみに、鴎台は春高準決勝敗退となったようです。)
続いては、Vリーグ、ブラックジャッカルVSアドラーズの試合です。
高校卒業後、プロとなった光来は、影山や彼らの世代の全国三大エースの一角であるウシワカを擁する日本の強豪チーム、シュヴァイデンアドラーズに所属し、そのリーグ戦で日向や全国五大エースの一角である木兎などを擁するブラックジャッカルと対戦。
ここでは、高校時代よりも磨かれたスパイクやレシーブ、サーブなどでオールラウンドな活躍を見せますが、ブラックジャッカルに敗北を期してしまいます。
その後のインタビューにて、「レシーブとセットアップは日向に負けたかもしれない」と彼を悔しがりつつ、「俺たちが共に世界を倒す」と彼の力を認めていました。
その後、東京オリンピックバレーボール日本代表として招集され、アルゼンチンと試合をするところで物語は幕を閉じます。
名言
1:小さいことはバレーボールに不利な要因であっても不能な要因ではない
出典:ハイキュー!!
春高にて、試合後にインタビューをされたときに彼が放った言葉です。
確かに、身長が低いことはバレーボールにおいては不利です。しかし、それは光来自身が最も分かっており、それを覆すように大きな活躍をいくつもしています。
これはバレーボール以外に事でも言えると思います。
努力すれば良いものを、ろくにせずに言い訳をする。みなさまにも覚えはありませんか?
そんな逃げてしまいそうなときはこの言葉と、光来のことを思い出してみましょう。情けなくて言い訳なんて甘いこと言ってられなくなりますよ。
2:俺が弱い事をとうの昔に知っている
出典:ハイキュー!!
春高四回戦、烏野戦での言葉です。
ここまで努力を積み、全国でも指折りのスパイカーと成長した今でも、自分が弱いと思っており、彼の向上心の高さがうかがえます。
上述した過去を経験したがゆえに、非常に説得力のある言葉です。
自分が弱いって心から思ってて、それを笑顔で言えるってかっこよすぎる。
3:俺は!お前を待っている!!
出典:ハイキュー!!
同じく春高四回戦、烏野戦。
試合中のアクシデントから、日向が途中退場することになってしまいます。
光来は日向にかなり興味を持っていたので、途中退場してしまうことをもったいないと思っていたことから出た言葉です。光来自身、ここまで高レベルな場所で自分と同じような境遇の人間と戦うことなんてなかったので、かなり楽しんでいたようです。
日向に期待していることがよくわかる言葉ですね。
4:空中戦はこうやるんだぜ 190㎝の”新米チビ”の諸君
出典:ハイキュー!!
Vリーグ、ブラックジャッカル戦での言葉。
上述したようにプロになった今でも、光来の身長は173㎝とスパイカーとしてはかなり小柄です。
しかし、他の190㎝超えのスパイカーたちに自身の不利な空中戦で勝っている、という自信から出た言葉です。
実際、優れた技術から他のスパイカーと遜色ない得点率を叩き出しており、身長を加味しない技術の点では、あの場で光来の技術に匹敵するのは日向くらいだったでしょう。それほどの技術を持っているのですから、自信があるのも当然でしょう。
5:俺たちが共に世界を倒す
出典:ハイキュー!!
ブラックジャッカル戦後のインタビューでの言葉です。
このインタビューのとき、光来は日向を「セットアップとレシーブでは越された」と評価しています。その後、出たのがこの言葉ですが、高校時代やブラックジャッカル戦までは戦いたい相手、ライバルとしか見ていなかった日向を共に戦う相手と認めたことを表す言葉です。
最後に
以上、いかがでしたでしょうか!
今回は星海光来を紹介しました!!
主人公・日向の目指す「小さな巨人」の完成形ともいえる星海。
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