※この記事はネタバレを含みます。ご覧になる際はご注意ください。
みなさまは『ハイキュー!!』というマンガをご存じでしょうか。
出典:ハイキュー!!
『ハイキュー!!』は古舘春一先生が週刊少年ジャンプで連載していた、スポーツマンガです。
そんな『ハイキュー!!』には、スポーツマンとは真逆の性格でありながら、非常に人気のある人物がいます。
それこそが、この記事で取り上げる孤爪研磨という選手です。
というわけで、今回は音駒の脳、孤爪研磨を紹介します。
プロフィール
出典:ハイキュー!!
身長:169,2cm(高校二年四月)
体重:58,3kg(高校二年四月)
所属(進路):音駒高校バレーボール部(東京)→(株)BuncingBall代表取締役・大学生・株式トレーダー・プロゲーマー・YouTuber
ポジション:セッター
好物:アップルパイ
最近の悩み:夏は暑いし冬は寒いこと
ステータス
パワー | 1 | バネ | 2 | スタミナ | 2 | 頭脳 | 5 | テクニック | 5 | スピード | 2 |
CV:梶裕貴(代表作:『進撃の巨人』エレン・イエーガー、『七つの大罪』メリオダスなど)
人間関係
音駒バレー部
音駒の司令塔なだけあり、監督やコーチ、レギュラーメンバー全員から大きな信頼を寄せられています。
特に、キャプテンである三年生、黒尾とは幼いころからの幼馴染であり、かつ、研磨にバレーを始めさせた張本人でもあるため、他のメンバーよりも深い絆で結ばれています。また、クロは運動が好きではない研磨を無理矢理バレーに誘ったと負い目に感じていたようですが、研磨はバレーを教えてくれたクロに感謝していました。
音駒のエースである二年の山本とは、入部したての頃に、意見の相違から喧嘩をしており、そこからお互いに信頼を置くようになった仲です。(その喧嘩を仲裁したのが、レギュラーメンバーであり二年の福永で、ここからこの三人はっても仲良くなっています。)
また、一年のリエーフの無茶ぶりや自由奔放ぶりには手を焼いている一方、彼のセンスには一目置いていることが分かります。
他校バレー部
烏野高校の日向とは(日向の非常に高いコミュ力もあって)非常に仲が良く、普段はバレーに対して消極的な研磨も日向のプレーを見ているときだけは、クロ曰く「新しいゲームを見つけたときと同じ顔」をするようになっています。
また、日向も研磨をライバル視しており、研磨に「楽しかった」と言わせることを目標としているほどです。
性格
研摩は金髪のロングという見た目からは想像もつきませんが、スポーツマンガの登場人物とは思えないほどの陰キャです。ゆえに音駒以外との交流が極端に少なく、日向くらいしかありません。
また、いままで自分の意思で友達などできたためしがなく、小学校の頃は休み時間も教室のすみっこでゲームをしているような子供でした。それは今でも変わっておらず、隙あらばずっとゲームをしています。
それゆえに身体能力や体力が作中トップクラスに低く、しんどい練習をした次の日には必ず熱を出すほどです。しかし、どんなきつい練習や筋トレも必ず最後までやり抜く根性を持ち合わせており、山本からは「根性の使い手」と呼ばれています。
プレースタイル
上述したステータスを見ていただければわかるように、研磨はそこまで身体能力が高いわけではありません。また、テクニックは最高値の5であり、高いセットアップ技術を持っていますが烏野セッターの影山や、稲荷崎セッターの侑のような作中最高レベルのセッターに比べるとそこまで高いとは言えません。
しかし、特筆すべきは鋭い観察眼と作戦立案能力です。
初対戦のチームの初見の攻撃でも、音駒の高い守備力で何度も凌いで弱点を看破し、自分たちの有利な状況に試合を運ぶことができます。(実際、烏野一年コンビのマイナステンポの速攻でさえも、一セットをかけて弱点を見抜き、完封することに成功しています。)
また、作戦立案能力もめちゃくちゃ高く、上述した観察眼で見抜いた相手の弱点を突いた作戦を立てるのはもちろん、相手の作戦を逆に利用した作戦を立てるのも得意です。
こうした戦略上、試合序盤は相手チームが優位に運ぶことがほとんどなのですが、試合が進むと気付けば研磨の手のひらの上、という状況になっているのです。
また、研磨個人のセットアップ能力も高く、特筆すべきはトスが上がる直前までどこにトスが上がるかわからない非常に美しいトスモーションです。
研摩は極力動きたくないため、セットアップモーションが最小限なのです。ゆえに直前までトスがどこに上がるかわからず、相手ブロッカーはブロックに動くのが一瞬遅れてしまうのです。
さらに、それを利用したトスフェイントを得意としています。
研摩の動きは極端に小さいため、相手ブロッカーはいつもより注意深くフォームや視線などからトスを読もうとします。ですから、あえてライトに視線をやってレフトにトスを上げたり、わざとフォームを崩してブロッカーを逆サイドに誘導することができるのです
彼のセットアップモーションやトスフェイントは、上述した作中トップクラスのセッターと比べてもそん色ないほどきれいで、プライドの高い影山が評価するほどです。
活躍
初登場はゴールデンウィーク合宿です。
道に迷っていたところにロードワーク中の日向と出会い、仲良くなります。
その後、合宿最終日での烏野との練習試合で再開。
烏野一年コンビのマイナステンポの速攻に度肝抜かれましたが、何度も受けて「自分の真正面にしか打てない」という弱点を見抜き、音駒を勝利に導きました。
続いては夏休み合同合宿です。
ここでは、自由奔放なリエーフに振り回されていたり、前回の烏野との練習試合にいなかったリエーフのことを日向に教えたりしていました。
また、この頃から研磨のバレーに対する姿勢がだいぶ変わってきており、日向のプレーをわくわくしながら見るようになっていました。(本人は否定していますが。)
続いては秋合宿です。
ここでは、日向に「やろう。もう一回がない試合。」と伝え、春高で試合をすることを誓い合いました。
次は春高東京都予選です。
まず、準決勝にて梟谷学園と対戦。
絶好調の梟谷のエース、木兎の癖を見抜き、クロに止めさせるなど、大きな活躍をしましたが、梟谷の攻撃に押し負け、敗退してしまいます。
その後、三位決定戦にて戸美学園と対戦。
戸美の高い守備力や音駒の弱点を執拗に狙う作戦に苦戦を強いられる中、音駒のリベロである夜久さんが足首をねんざし、戦線離脱してしまいます。
守護神を失ったことで浮足立つメンバーを「ダイジョブなんじゃない」の一言で落ち着かせ、クロとの熟練のコンビネーションや手負いの獣となったレギュラーメンバーの活躍でなんとか勝利。
無事、開催地枠代表として、春高出場が決定します。
次は、春高三回戦、石川県代表の早流川工業との対戦です。
早流川工業の固い守備や、体力の乏しい研磨をばてさせる作戦に苦戦を強いられますが、それを早い段階で看破し、逆に利用したことで勝利しました。
また、この試合で、完璧なレシーブのときにしかしなかった極小モーションでのセットアップを少しレシーブがずれても行うようになり、勝ちに貪欲になったことが伺えます。
続いては春高四回戦、烏野戦です。
ここでは、烏野の主戦力である一年コンビの速攻を、日向の助走を妨げることで使えなくし、烏野の攻撃力を半減させることに成功。試合をかなり有利に運びます。
そして、烏野と幾度も攻防を繰り広げる中で、「たーのし-」と言葉を漏らすのです。
しかし、日向と影山がそれに順応したことや、攻撃のごり押しで押し負けてしまい、音駒高校は春高バレー四回戦敗退となってしまいます。
その試合直後、クロに「おれにバレー教えてくれてありがとう」と感謝の意を表します。
次は、春高準々決勝。
高熱でリタイアして病院へ向かう日向の元を訪れ、試合を見られるようにタブレットを貸しました。
続いては、高校卒業後。
高校卒業後、研磨はyoutuberやプロゲーマーとして活躍しており、ブラジルでビーチバレーの修業をしていた日向のスポンサーとなっています。(スポンサーになる際、日向には「面白くなくなったらやめる」と伝えており、これに日向はぞっとしていました。)
次は、最終話です。
ここでは、音駒のレギュラーメンバーが研磨の家に集まって飲み会をしており、福永のパエリアがめっちゃうまいと喜んでいました。
最後は連載終了後の読み切り。
ブラジルに赴き、日向、クロ、日向のビーチバレー時代の相方のエイトールの四人で、ビーチバレーの生配信を行い、普段ゲームしかしていない研磨がバレーがうまいと知った視聴者たちがコメントで驚いていました。(また、コメントから日向は研磨の動画によく顔を出していることが伺え、まだ二人の仲がいいことがわかります。)
名言
1:強いのは俺じゃなくて 皆だから
出典:ハイキュー!!
初めて烏野と練習試合をした際に、日向に言った言葉です。
研摩は「自分のチームが強い」ことは自覚していますが、それは自分の力ではなく仲間の力だと思っており、その考えがはっきりとわかる言葉です。
「仲間が強い」とはっきり言えるのはかっこいいですね。
2:すごく凄いものを見ると 自分の中の「できそう」のラインが少し更新されるよね
出典:ハイキュー!!
春高三回戦の烏野戦にて、成長した烏野セッター影山のプレーを間近で見た研磨の一言です。
確かに、「これ以上は無理!」と線を引いてもそれよりももっとすごいものを見ると「もっとすごいもの」までいかなくとも「ここまでならできそう」と思えることもあります。
成長するために最も必要な考え方かもしれませんね!
3:バカ!!!ボール!!!まだ落ちてない!!!!
出典:ハイキュー!!
同じく、烏野戦での一言です。
上述したように研磨はがむしゃらに頑張るタイプではないため、(頑張れば上がりそうなボール以外は)必死にボールに食らいつくことはしません。
ですが、烏野戦での自らコートを走り回り、必死にボールに食らいつくさまはスポーツマンガらしくて激アツです。
4:たーのしー
出典:ハイキュー!!
烏野戦後、床に倒れた研磨が音駒キャプテン黒尾に話した一言。
研摩は試合の結果にさほど興味がなく、バレーボールそのものも大して楽しんではいませんでした。
そんな彼がバレーボールに対して「楽しい」と言ったことは大きな成長と言えるでしょう。
5:おれにバレーボールを教えてくれてありがとう
出典:ハイキュー!!
同じく烏野戦後、幼馴染であり、バレーボールを始めたきっかけである黒尾に言った一言です。
研摩はあまり表情を表に出すタイプではないので、この言葉は本心であることは誰の目にも明らかであり、黒尾はもちろん、読者ですら感涙してしまう言葉です。
さいごに
以上、いかがでしたでしょうか!
今回は孤爪研磨を紹介しました!!
スポーツマンガの異端とも言える考え方をしているにもかかわらず、それが功を奏し、誰にも思いつかない作戦を次々に思いつく研摩。
そんな彼の魅力は言葉では伝えきれないこともたくさんありますので、良ければ下記のリンクより単行本をお買い求めください。
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