※この記事はネタバレを含みます。ご覧になる際はご注意ください。
みなさまは『ハイキュー！！』というマンガをご存じでしょうか。
出典：ハイキュー！！
『ハイキュー！！』は古舘春一先生が週刊少年ジャンプで連載していた、スポーツマンガです。
そんな『ハイキュー！！』にはどんなボールもレシーブする最強のリベロがいます。
それこそが、この記事で取り上げる夜久衛輔という選手です。
というわけで、今回は音駒の守護神、夜久衛輔を紹介します。
プロフィール
出典：ハイキュー！！
身長：165.2㎝（高校三年 四月）→167.3cm（プロ時）
体重：60.2kg（高校三年 四月）→64.4㎏（プロ時）
所属：音駒高校バレーボール部（東京）→チーグル・エカチェリンブルク（ロシア・スーパーリーグ）
ポジション：リベロ
好物：野菜炒め
最近の悩み：後輩がなんかいろいろ心配（高校時）→子供料金にされることがある（プロ時）
ステータス
高校時
| パワー | 1 | バネ | 3 | スタミナ | 4 | 頭脳 | 4 | テクニック | 4 | スピード | 4 |
プロ時追加データ
| サーブ | 6 | レセプション | 10 | ディグ | 10 |
| セッティング | 7 | スパイク | 5 | ブロック | 4 |
CV：立花慎之介（代表作：『イナズマイレブン』立向居勇気、『神様はじめました』巴衛など）
人間関係
音駒高校バレー部
三人しかいない音駒高校バレー部の三年なだけあり、ほとんどのメンバーから信頼を寄せられています。
同じ三年生の黒尾、海からは同じ時間を過ごしてきた親友として、後輩であるレギュラーメンバーの二年の研磨、福永、山本、一年のリエーフからは背中を安心して任せられるカッコいい先輩、控えであり同じポジションである芝山からは背中を追いかけるべき偉大な先輩として、多くの人から好かれています。
また、夜久さんも彼らに信頼を置いており、同じ三年生の黒尾、海には一緒に三年間切磋琢磨してきた親友、セッターの研磨や点取り屋の福永や山本、リエーフには勝ちに必要な頼れる存在として認識しており、同じポジションの後輩、芝山には背中を追いかけてくれるかわいい後輩として、それぞれ接しています。
特にリエーフには、かなり厳しいレシーブ練習を課しているようで、恐ろしい先輩と思われる一方、身長のことをいじれるくらいには距離感が近く感じられているようで、二年生含めた先輩のうちでもっとも慕われているような印象を受けます。
他校バレー部
烏野高校のリベロである西谷からはライバルとして慕われつつ「音駒でリベロの座にいる実力」を評価されており、夜久さんも西谷に対して、ライバルかつその飽くなき向上心から敬意を払うべき相手として評価しています。（二人はお互いを「夕」、「衛輔君」と下の名前で呼び合う仲であり、同じ高校のメンバーでも二人を下の名前で呼ぶ人は一人もいないことから、彼らの中の良さがうかがえます。）
また、烏野高校の菅原とは同じツッコミ役ということで仲が良く、一緒にいる描写が多く描かれています。
対戦校からは高いレシーブ力から厄介な相手として認識されており、攻撃の際は極力夜久さんがいるコースを狙わないように指示が出ていることが多いです。
性格
彼を一言で表すと「かっこいい男」です。
自分がチームに与える影響をよく理解しており、音駒メンバーが浮足立っているときは「後ろには自分がいる」と安心感を与え、逆に乗っているときは背中を押す、チームの精神的支柱となっています。
また、面倒見がよく、芝山にはよく懐かれているほか、リエーフからは恐れられつつも信頼されていることからそれがうかがえます。
しかし、身長のことを気にしており、リエーフにそれをいじられたときは容赦なく蹴りを入れるような高校生らしい一面も持ち合わせています。
プレースタイル
夜久さんは作中トップクラスのレシーブ力を誇る、非常にレベルの高いリベロです。
そんな夜久さんは西谷のように身体能力がずば抜けて高い、というわけではないため彼のようにトスを上げたり、スーパープレーを披露したりといったことはほとんどありません。
しかし、上記した追加データを見ていただければわかりますが、サーブレシーブを意味する「レセプション」とスパイクレシーブを意味する「ディグ」がそれぞれ最高値の10であることから、ただただ純粋にレシーブがめっちゃうまいリベロであることが分かります。
この卓越したレシーブ力から、夜久さんは全国五本の指に入るスパイカーである梟谷学園の木兎をして「ボールに触らずしてスパイカーを殺す男」と評価されています。
実際、全国大会レベルのスパイカーですら夜久さんを避けるがあまりスパイクがアウトになってしまう場面が多発しており、他校のスパイカーからいかに恐れられているかがわかります。
また、西谷は夜久さんを「目立たないリベロ」として評価しています。
相手スパイカーの目線やフォーム、味方ブロッカーの位置などからスパイクのコースを予測、先回りして待ち構えているため、観客からすると「たまたま相手が夜久さんの真正面にスパイクを打った」ように見えるのです。
それ故に「目立たないリベロ」なのです。
また、ボールコントロールも非常にうまく、セッターである研磨が立案した作戦の下、彼が指示した場所に毎回ドンピシャでボールを返球することができるほどです。
このように、高いレシーブ力を活かした、リベロらしいリベロといえるのが夜久さんのプレースタイルです。
活躍
初登場はゴールデンウィーク合宿です。
ここでは、烏野と練習試合を行い、烏野のエースである旭のスパイクをあっさりとレシーブしたことから、西谷に高い守備力を評価されます。
一方、夜久さんも西谷の高い向上心を「怖い」と評価し、西谷とその場にいた菅原との交流を深めました。
続いては夏合宿です。
ここでは、リエーフのレシーブの特訓を担当していることから彼に恐れられている一方、彼に身長をいじられていることから、彼らが仲のいいことが伺えます。
また、最終日のバーベキューにて、菅原と息の合ったツッコミを披露しており、彼らの交流も続いていることが伺えます。
続いては春高東京都予選です。
まずは準決勝にて、梟谷学園と対戦。
高いレシーブ力を活かして、梟谷の猛攻を何度も凌ぎますが、梟谷のエースである木兎が絶好調だったため惜しくも敗北してしまいます。
その後、三位決定戦にて戸美学園と対戦。
戸美の高い守備力や、審判と会場の空気を味方につける戦略、音駒の弱点を執拗に狙う作戦に苦戦する中、夜久さんは足をねんざし、退場してしまいます。
しかし、音駒の守護神を失ったことで、手負いの獣となったレギュラーメンバーや研磨の作戦、夜久さんの代わりに入った芝山たちの活躍で無事勝利し、音駒高校は開催地枠代表として、春高出場を決めました。
続いては春高二回戦、石川県代表早流川工業との一戦です。
早流川工業の固い守備と、音駒の弱点を看破した作戦に苦戦を強いられますが、研磨が早流川工業の作戦を見抜き、逆にそれを利用したことで無事勝利。三回戦に駒を進めました。
そして三回戦、烏野高校との一戦。
夜久さんを中心として烏野の猛攻をなんとかしのぎつつ、研磨の作戦の下、試合を有利に運びます。
その試合の最中、西谷の成長を間近に感じ、改めて彼を「怖い」と評価。
また、烏野スパイカー陣は夜久さんを避けるがあまりスパイクがアウトとなる場面がいくつかあったり、普通なら烏野に点が入る場面でもきっちりレシーブして攻撃につなげるなど、大きく活躍しましたが、惜しくも敗れ、全国大会三回戦敗退となってしまいます。
続いては高校卒業後。研磨の家で開かれた音駒メンバー大集合の飲み会に参加するために帰国した時です。
このときには夜久さんはロシアのプロチームに所属していたため久々の帰国。リエーフに言われて渋谷に寄った際、ビルに大きく張り出された、モデルとなったリエーフが起用された香水の広告を見て大爆笑していました。
最後は東京オリンピックにリベロとしてバレーボール日本代表に招集され、対アルゼンチンに出場しました。
名言
１，お前は5点ミスったって10点獲ってくれりゃあいいんだよ！あとは相手に獲られなきゃいいハナシだ
出典：ハイキュー！！
春高予選三位決定戦直前、緊張しているリエーフにかけた一言。
全国出場がかかっているうえ、三年生の引退もかかっているという大事な一戦を前に音駒のポイントゲッターであるリエーフは気負ってしまっていました。そんな彼をいつもの調子に戻したのがこの一言。
自分たちの守備に自信があるからこそ言えるカッコいい一言です。
２，レギュラーの座は自分の価値で奪え
出典：ハイキュー！！
練習中、後輩で同じポジションである芝山にかけた一言。
リベロはルール上、攻撃に参加できません。なので、バレーにおいて重要な身長は一切判断基準にされず、ただ技術の高さのみでレギュラーにするかどうかが判断されます。
ただ技術の高さのみで判断されるリベロのすごさと、それを踏まえた夜久さんのかっこよさが分かる一言です。
３，“護りの音駒”でリベロやるってチョー名誉だろ
出典：ハイキュー！！
二つ目の名言と同じ場面で、同じく芝山にかけた一言。
リベロはチームで一番レシーブが上手い人が務めるポジションです。高い守備力が売りの音駒でリベロをやるということはリベロにとってこの上ない名誉なのです。
自分が「音駒のリベロ」であることを誇りに思っていることがわかる、夜久さんらしい一言です。
さいごに
以上、いかがでしたでしょうか！！
今回は音駒の守護神、夜久衛輔を紹介しました！
作中最高クラスのレシーブ力を誇るキャラにふさわしい、非常にかっこいいキャラ造形でしたね！
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では！
