みなさまは『ハイキュー!!』というマンガをご存知でしょうか。
出典:ハイキュー!!
『ハイキュー!!』は古舘春一先生が週刊少年ジャンプで連載していた、スポーツマンガです。
今回はそんな『ハイキュー!!』の魅力を紹介します!!
基本情報
作品名:ハイキュー!!
作者:古舘春一
ジャンル:スポーツ
掲載誌:週刊少年ジャンプ
巻数:全45巻
累計発行部数:5000万部(2021年10月時点)
あらすじ:偶然春高バレーのテレビ中継を見かけた小柄な少年・日向翔陽は、「小さな巨人」と呼ばれ、活躍する烏野高校のエースに憧れバレーボールを始める。低身長という不利を補うほどの運動神経とバネ、情熱を持ち併せていた日向だが、入学した中学の環境に恵まれず上達できずにいた。中3の夏、やっとのことでメンバーを集めて出場した公式戦で、日向率いる雪ヶ丘中は天才セッター・影山飛雄擁する北川第一中に惨敗。日向は、影山へのリベンジを果たすべく烏野高校排球部に入部するが、日向の前には影山の姿が。初めは反発し合っていた二人だが、それぞれの持ち味を生かした“トスを見ない”クイック、通称「変人速攻」を編み出し、仲間たちと共に全国大会を目指す。
出典:Wikipedia
主要登場人物
登場人物が多すぎるので、主人公の2人だけを紹介します。
日向翔陽
出典:ハイキュー!!
本作の主人公
烏野高校1年、ミドルブロッカー
身長が低いが、類稀なる運動神経とジャンプ力でそれをカバーする
コミュ力オバケ
影山飛雄
出典:ハイキュー!!
本作のもう一人の主人公
烏野高校1年、セッター
全国トップクラスのトスの精度を持つ
頭の容量のほとんどがバレーに費やされているため、勉強ができない
魅力1:登場人物たちを身近に感じられる
出典:ハイキュー!!
僕は『ハイキュー!!』の一番の魅力は「登場人物たちの心情を自分ことのように感じられる」ことだと思っています。
この作品は部活動を行う高校生たちを描いた作品です。
なので当然「勝ち負け」が存在します。
みなさまにも覚えがありませんか?
受験、就活、部活の試合、ゲーム、鬼ごっこ、じゃんけん……。
「勝ち負け」のあることならどんな些細なことでも構いません。
勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。
部活という身近な環境を舞台としているため、そんな誰でも感じたことのある感情を、より鮮明に感じることができるのです。
点を取って喜んでいる描写はいくつもあるのに、何度見ても笑顔になってしまいます。
また、読者自身の学生生活を思い出させてくれる作品でもあります。
というのも、この作品は「どこにでもいるただの高校生」を描いた作品です。
友達と笑い合い、競い合い、協力する。
そんな誰にでも経験のある学生生活を舞台としているため、登場人物たちの心情をより身近に感じやすくなっているのではないかと思います。
僕も運動部だったので、『ハイキュー!!』を読む度に部活を思い出します。
めちゃくちゃしんどかった……。
魅力2:有利に試合を運ぶための頭脳戦が熱い!!
出典:ハイキュー!!
みなさまは、バレーボールはどんな球技だと思いますか?
「身長がすべて」、「ボールを床に落とさなければいい」、「チームワークが大事」など、いろいろな考えがあると思います。
僕はバレーボールは「頭脳戦」だと考えています。
もちろん、スポーツである以上、最低限のフィジカルは必要ですし、「ボールを床に落としてはいけない」というルールである以上チームワークや連携は必須です。
ですが、どれだけフィジカルが強かろうが、チームワークがすごかろうが、それを使う「頭」がなければ強みを活かしきれません。
そして、『ハイキュー!!』は、バレーボールにおける「頭」の重要性をはっきりと教えてくれます。
例えば、主人公の日向。
彼は、身長163㎝とかなり小柄ですが、卓越した反射神経とジャンプ力の持ち主です。なので、あえて最も身長が必要な「ミドルブロッカー」というポジションにすることで、油断させて相手チームの不意を突く、という戦法を取っています。
また、バレーは「ローテーションシステム」という特殊なシステムを採用しています。
なので、ローテーション次第で、違う局地戦が繰り広げられることになり、それぞれの局地戦をいかに優位に戦うか、というのも試合の勝敗を分ける要因となるのです。
このように、『ハイキュー!!』は、バレーボールは「頭脳」次第で、どんな選手も活躍できることを教えてくれます。
頭脳戦の要素はまだまだあります!
どれも激アツなので、ぜひ本編をご覧ください!!
魅力3:個性あふれる登場人物
出典:ハイキュー!!
(人気漫画の必須条件のようなところがありますが)『ハイキュー!!』はとにかくキャラが濃いです。
レギュラーである烏野のメンバーはもちろん、その試合以降、出番がほとんどないチームの人物もキャラ付けがはっきりしています。
条善寺の照島とか、和久南の中島とかね。
なので、登場人物が印象に残りやすいです。
というのも、『ハイキュー!!』にはたくさんのチームが登場しますが、どのチームも軸としている戦い方があり、差別化がしっかりしています。
そして、そのチームに所属している人は、そのチームに合った考え方や性格をしていることが多いので、チームとセットで頭に残りやすいのです。
また、キャラ被りがほとんどないのも、『ハイキュー!!』の登場人物が分かりやすい理由の一つです。
例を挙げると、『ハイキュー!!』には「田中龍之介」と「山本猛虎」という2人の人物が登場します。
左が田中で、右が山本
出典:ハイキュー!!
彼らは性格がほとんど同じといっていいほど似ており、作中でも意気投合しています。
彼らの違いは「見た目」と「プレースタイル」。
「見た目」についてはご覧の通りです。
「プレースタイル」において、田中はスパイクのボールコントロールを得意としていますが、レシーブは平均レベルです。
一方、山本はスパイクの技術は平均かそれより少し上くらいですが、レシーブはかなり秀でています。
このように、似通った人物でも、しっかりと区別化されているのが『ハイキュー!!』の大きな魅力だと思います。
推しを見つけやすい!
ちなみに僕はクロ推しです。
魅力4:バレーの知識が得られる
出典:ハイキュー!!
みなさまはバレーボールの経験はありますか?なければ、バレーの試合を見たことはありますか?
見たことのある方ならお分かりかもしれませんが、バレーの用語やルールって難しいと感じたことはありませんか?
確かに、テレビではざっとしたルールや用語はテロップを出してくれますが、詳しいことは分かりにくいですよね。
なんで一人だけユニフォーム違うの?とか、足って使っていいの?とか
ですが、『ハイキュー!!』を読めば、そんな心配は無用です!
『ハイキュー!!』を軽く流し見するだけでも大まかなルールは理解できますし、少し読み込めば、「バレーやってた?」と思われるくらいには、詳しくなれます。
実際、僕はバレーのポジションの役割や用語、戦術なんかは『ハイキュー!!』で学びました。
では、なぜバレーボールを全く知らない初心者が、マンガを読むだけで知識をつけることができるのでしょうか。
一つは、烏野高校バレー部顧問・武田先生の存在でしょう。
出典:ハイキュー!!
物語開始時点、彼はバレー経験がまったくありません。
つまり、先生と読者は出発点が同じということです。
彼がバレーを知らない読者と同じ視点で、部員やコーチに質問をしてくれることで、より、バレーを分かりやすくしてくれるのです!
ここで、「スポーツ(特にマイナースポーツの)マンガって大体そういうキャラいるじゃん。何が違うの?」と思われる方もいるでしょう。
実際、顧問がスポーツ未経験というパターンもそこそこあります。
僕は、『ハイキュー!!』とこれらの違いは「質問者が主人公か否か」だと考えています。
他のマイナースポーツを題材としたマンガの場合、質問者が主人公である場合が多いです。
こういう場合、部内の練習試合を通じて、ルールを説明することが多いのですが、説明のためにいちいち試合が止まり、わずらわしく感じることがあります。
ですが、『ハイキュー!!』の場合、質問者が主人公ではないので、試合を止める必要がなく、話がすっと入ってきやすいと感じます。
また、未経験の顧問は出番がなくなりがちな他のマンガと違い、武田先生は終盤まで出番があります。
なので、物語を一貫して質問役でいてくれるので、バレーを知らない読者としては、頭の切り替えがしやすく感じます。
僕個人の感想です。
どっちが優れてて、どっちが劣っている、というようなことは意図しておりませんのでご容赦を。
『ハイキュー!!』を読むだけでバレーの知識が付けられる理由のもう一つは、各高校ごとに戦術がはっきりしていることでしょう。
『ハイキュー!!』には多くの高校が登場しますが、それぞれに「攻撃力が高い」「ブロックが強い」「レシーブが強い」といった特色があります。
故に「この高校はこういう戦術、一方ここはこういう戦術」と頭に入りやすく、理解しやすいのです。
一つ一つの試合がボリューミーだから高校ごとの戦術が印象に残りやすいのかも!
これらの理由から、『ハイキュー!!』はバレーがよくわからない初心者にはうってつけだと思います。
ぜひ、『ハイキュー!!』を読んで、実際のバレーの試合をご覧になってはいかがでしょうか!
さいごに
以上、いかがでしょうか!
今回は『ハイキュー!!』の魅力を紹介しました!!
僕はこのマンガを読んでいると、体がうずうずすることがよくあるのですが、みなさま『ハイキュー!!』を読んでもわたくしと同じ気持ちを体験してみませんか?
結局何もしないんだけどね!
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では!