みなさまは『アオのハコ』というマンガをご存じでしょうか。
出典:アオのハコ
『アオのハコ』は『先生、好きです。』を代表作とする三浦糀先生が週刊少年ジャンプで連載されている、ラブコメマンガです。
今回はそんな『アオのハコ』の魅力を紹介します!
基本情報
作品名:アオのハコ
作者:三浦糀
ジャンル:ラブコメ
掲載誌:週刊少年ジャンプ
巻数:既刊2巻(2021年10月現在)
累計発行部数:35万部(2021年10月現在)
あらすじ:男子バドミントン部・猪股大喜(いのまた たいき)は、朝練の体育館で毎朝一緒になる一つ上の女子バスケ部先輩・鹿野千夏(かの ちなつ)を好きになる。そんなある日、千夏の親が海外転勤する関係で大喜の家に千夏が同居することになる。
出典:Wikipedia
主要登場人物
猪俣大喜
出典:アオのハコ
栄明高校1年、バドミントン部所属
千夏に恋心を抱いている
努力家で負けず嫌い
鹿野千夏
出典:アオのハコ
栄明高校2年、バスケ部所属の次期エースで、雑誌で特集が組まれるほど注目されている
家族の都合で猪俣家に居候
大喜に負けず劣らずの負けず嫌い
蝶野雛
出典:アオのハコ
栄明高校1年、新体操部所属
中学時代に全国4位を獲った実力者
大喜と仲が良く、千夏を少し気にしている
笠原匡
出典:アオのハコ
栄明高校1年、バドミントン部所属
ドライな性格かと思えば、割と世話焼き
大喜と千夏の事情を知っており、大喜の相談に乗ったり、背中を押したりしている。
針生
出典:アオのハコ
栄明高校2年、バドミントン部所属
県3位の実力者で、大喜とダブルスを組んでいる
千夏と同じクラスで仲良し
魅力1:柔らかいタッチで描かれた絵
出典:アオのハコ
これまでに何枚かコマを見ていただいたと思います。
どうですか?
とても繊細できれいな絵だと思いませんか?
この繊細な絵が『アオのハコ』のリアリティを引き立たせています。
この作品は高校生の甘く、爽やかな青春を描いたものです。
なので、太い線で迫力ある絵を描くよりも、細い線で描く方が作品の世界観に合っています。
また、集中線もほとんどないため、ゆったりとした気持ちで読むこともできます。
この爽やかな作風がいい!
みなさまは理想の高校生活を思い描くとき、どのようなものを思い描きますか?どんなものであれ、呪術廻戦やヒロアカのようなものは思い浮かべませんよね?
あれ、痛そうだし。
思い浮かべるのは、一生懸命部活をして、遊んで、勉強して、恋愛して、卒業する。
そんな普通の高校生活ではありませんか?
そんな理想をこの作品が現実にしてくれます。
そして、この理想をより完璧にし、より現実に近づけるのが、爽やかで柔らかい絵なのです。
ポカリとかシーブリーズが似合いそう。
魅力2:新しいジャンプの可能性を見出せる
出典:アオのハコ
「ジャンプ作品」・「ラブコメ」とくれば、大半の方は「ラッキースケベ」や「ハーレム」を連想する方が多いでしょう。
ですが、この作品には、そんなラッキースケベやハーレムはほとんどありません。
これを見て、「ジャンプっぽくなくね?」と思った方も多いかと思います。
実際、連載が始まってしばらく経った今でも、そのような意見はあります。
僕も連載初期はジャンプじゃなければ人気作品になるかもな~と思っていました。
この意見はもっともだと思いますし、ジャンプのラブコメにラッキースケベやハーレムを求める意見も理解できます。
ですが、
「ラッキースケベを見たいなら、あやかしトライアングル読んだらいいじゃん。」
というのが、僕の意見です。
せっかく連載中のラブコメが複数あるんだから、まともなラブコメが1つくらいあってもいいじゃないか、と思います。(ぶっちゃけ、お色気系で矢吹先生の作品を超すマンガは想像できませんし。)
この作品の現実ではありえないことといえば、好きな人が突然自分の家に居候することになるくらいです。
あとは現実でもあり得ることばかりで、ジャンプ作品には珍しく、現実味のある作品です。
陰キャの僕とは縁もゆかりもないけどね。
それでも、この作品は2021年に連載を開始した作品にも関わらず、呪術廻戦やヒロアカ、ワンピースのようなアニメ化作品に次ぐ人気を誇ります。
ここから、この「ジャンプっぽくないラブコメ」がジャンプ読者に認められつつあるのは一目瞭然ではないでしょうか。
魅力3:目まぐるしく変わる展開
出典:アオのハコ
『アオのハコ』は非常に展開が早いです。
この作品は大喜目線で物語が進むので、大喜の試合が描写されることがあります。
ですが、この試合は大抵1話で終わります。
(IHで全国出場を目指して頑張っていたのに、気づけばIH予選が終わっています。)
また、もう一人のヒロイン・雛に千夏と大喜の同棲がばれるのも単行本2巻後半と早めです。
それだけならまだしも、大喜と千夏のデートですら1話で終わります。
デート回は「千夏先輩かわいい」しか言えなくなる。
このように、ものすごい早さで物語が進みます。
なので、常に新鮮な気持ちでマンガを読むことができます。
この展開の早さは楽しかった高校時代を彷彿とさせます。
特に、上述した、試合の短さ(というかあっけなさ)は部活の非情さを思い出させてくれます。
学生時代、運動部だった方は共感できると思います。
「展開がすぐに変わるのなら、ついていけなくなる人もいるんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、そんな心配はありません!
というのも、展開が早いだけで、情報の追加はそこまでないので、情報が増えすぎて追いつけなくなる、ということはまずありえません。
加えて、作風自体がゆったりとしているので、作品のノリについていけなくなることも無いと思います。
展開が早いことは長所ですが、短所ともなりえます。
三浦先生の物語構成が素晴らしいですね!
さいごに
以上、いかがでしたでしょうか!
今回は『アオのハコ』の魅力を紹介しました!
ジャンプのラブコメにおいて、新しい可能性を示してくれる素晴らしい作品だと思います!
この記事を読んで「『アオのハコ』に興味がわいた」「読んでみたい」という方がいらっしゃいましたら下記のリンクより単行本をお買い求めください。
価格:484円 |
価格:460円 |
ちなみに僕はU-NEXTをおすすめしております。
U-NEXTなら、『アオのハコ』1巻・2巻をポイントを使用することで読むこともできます。
ぜひU-NEXTへの登録をご一考ください。
では!