みなさまは『五等分の花嫁』というマンガをご存じでしょうか。
出典:五等分の花嫁
『五等分の花嫁』は『煉獄のカルマ』を代表作とする春場ねぎ先生が週刊少年マガジンで連載していたラブコメマンガです。
今回はそんな『五等分の花嫁』9巻をネタバレ解説します!!
基本情報
作品名:五等分の花嫁
作者:春場ねぎ
ジャンル:ラブコメ
掲載誌:週刊少年マガジン
巻数:全14巻
累計発行部数:1500万部(2021年4月時点)
あらすじ:結婚式当日、式場の部屋で微睡んでいた新郎の上杉風太郎は妻と初めて出会ったときを思い出す。当時、高校2年生の風太郎は、成績優秀だが借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。ある日、風太郎は中野五月という転校生と知り合い、勉強を教えるよう乞われる。しかし風太郎はこれを断り、さらに放った一言が彼女の怒りを買ってしまう。その直後、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。そのバイトは、五月を含む五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。
出典:Wikipedia
主要登場人物
上杉風太郎
出典:五等分の花嫁
中野家の五つ子の家庭教師
悪い目つきと双葉のアホ毛がトレードマーク
定期試験学年一位、全国模試3位の秀才
社交性がなく、友達がいない
中野一花
出典:五等分の花嫁
中野家の長女
ショートカットがトレードマーク
面倒見のいいお姉さん気質だが、家事がダメダメで、自室は汚部屋
女優を目指している
中野二乃
出典:五等分の花嫁
中野家の次女
蝶の髪飾りを左右につけたツーサイドアップがトレードマーク
言い合いことははっきり言う性格で、姉妹や風太郎とぶつかることが多い
女子力が高く、料理が超うまい
中野三玖
出典:五等分の花嫁
中野家の三女
長い髪と首のヘッドフォンがトレードマーク
おとなしく、ミステリアス
味音痴で料理が苦手
中野四葉
出典:五等分の花嫁
中野家の四女
頭のリボンがトレードマーク
五つ子の中で最も活発だが、最も運動ができる
頼まれると断れない性格
中野五月
出典:五等分の花嫁
中野家の五女
星形の髪飾りとアホ毛がトレードマーク
食いしん坊でよく食べる
誰に対しても敬語で話す
魅力1:とにかく五つ子がかわいい
出典:五等分の花嫁
みなさまは「〇子キャラ」(双子とか三つ子とか)にはどういう印象を持っていますか?「一心同体」とか「お互いの考えていることが手に取るように分かる」とかでしょうか。
どんなものであれ「なんとなく似ている」というような印象を持っている方がほとんどでしょう。
僕もそのような印象を持っていました。
なんなら、『五等分の花嫁』以外にはそのような印象をいまだに持っています。
ですが、『五等分の花嫁』は一味違います。
(ラブコメのヒロインである以上当然かもしれませんが)彼女ら五つ子は一人一人が超強い個性の持ち主です。
彼女らに、上記の印象が全く当てはまらないかと言われるとそんなこともありませんが、イメージが当てはまらないことの方が圧倒的に多いです。
例えば、
出典:五等分の花嫁
こちらのコマ。
このコマは、五つ子が花火大会で食べたいものを一斉に発表した時のものですが、ご覧の通り、見事にバラバラです。
「え?〇子キャラって考えていることはお見通しとかそんなんじゃないの?」って思いますよね?そんな固定概念を打ち破ってしまうのが、『五等分の花嫁』の五つ子なのです。
そんな彼女たちも一つだけ共通していることがあります。
それは「風太郎を大好きだ」ということです。
好きになったタイミングや理由は様々ですが、この想いだけは共通しており、風太郎は当事者として、彼女らの争奪戦に巻き込まれることになります。
ですが、彼女らのアプローチ方法は、みんなばらばら。
姉妹を利用したアプローチを仕掛ける一花や、逆に真っ向からアピールする二乃、自分の気持ちを伝えようとするもなかなか踏み出せない三玖など、五つ子みんなが性格が現れたアプローチを行います。
「恋をしているときの女の子が一番かわいい」とはよく言ったもので、風太郎を振り向かせようと必死にアピールする彼女らはとにかくかわいいです。
一人を選ばないといけない風太郎がかわいそう。
また、彼女らは恋敵であると同時に、同じ目標を目指す仲間でもあります。
姉妹みんなで協力しつつも、自分が優位に立てるように行動する彼女らの心情に変化も必見です。
このように、とにかくかわいい五つ子をニヤニヤしながら見るのが、『五等分の花嫁』の一番の魅力だと思います。
魅力2:ラブコメには珍しい伏線が張られている
出典:五等分の花嫁
あまり取り上げられることは多くないですが、『五等分の花嫁』は伏線がきっちりと張られています。その中には、ぱっと見で伏線だと分かるものから、よくよく考えてみれば伏線だった、というものまで様々です。
これは、僕の主観なのですが、ラブコメに伏線が張られていることって少ないような気がします。
例を一つ、挙げましょう。
出典:五等分の花嫁
このコマは2年生、一学期中間試験にて、四葉が試験に取り組んでいる時のものです。
このコマがあるページでは、5人全員が同じようなコマ割りで描写されており、あまり目立ちません。なので、花嫁が確定するまで「このコマが伏線になっている」と気付いた人はかなり少ないでしょう。
他のラブコメでは、このような、本編をすべて読んでから見返してみると「あ、これ!」と気付くタイプの伏線の張り方は、なかなかないのではないのでしょうか。
僕はあまりハーレム系ラブコメを読んだことがないので、はっきりとはいえませんが。
今後、『五等分の花嫁』をお読みになられる方(特に2週目以降の方)は、伏線を意識して注意深く読んでみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見がありますよ。
魅力3:作画が抜群にうまい
出典:五等分の花嫁
この記事では、何枚か作中のコマや書下ろしイラストを添付しています。
どうですか?五つ子、めっちゃ可愛くないですか?
(魅力1と少し被ってしまいますが、ご容赦ください。🙏)
目の大きさや色、顔の輪郭の形や横顔、着物を着ていても分かるスタイルの良さ、どこを取っても完璧です。
男が一番好きな女性の体をしてる。
このような、五つ子のかわいさの根幹にあるのは、『五等分の花嫁』作者・春場ねぎ先生の作画が素晴らしいからです。
僕は(ジャンルは様々ですが)一日に20~30話ほどマンガを読むくらいにはマンガ好きですし、こんなブログを書くくらいには(自分の好きな)マンガに詳しい自信もあります。
その僕が、「『五等分の花嫁』の作画は素晴らしい」と断言できるほど、ねぎ先生の作画が抜群にうまいと感じています。
僕個人の感想です。
他の作者さんが下手だと言っているわけではないので悪しからず。
そう感じる理由は主に2つ。
1つ目は、「丁寧で、かつ、太すぎず細すぎない絵のタッチ」です。
『五等分の花嫁』は絵のタッチがしっかりしているタイプのマンガです。
登場人物を形作る線がしっかりとしているため、その分隅々まで登場人物の姿かたちや表情を堪能るのです。
これは、ラブコメにはかなり有用な利点だと思います。
というのも、ラブコメは登場人物のかわいさや個性がモノを言います。なので、登場人物を際立たせやすいしっかりとしたタッチは、読者に登場人物のキャラクター性を自覚させやすく作用する、と思うからです。
ですが、太すぎると、逆に迫力が出てしまいます。
場合によってはもちろん有効ですが、基本的にラブコメに迫力は無用です。ですが、ねぎ先生の持つ丁寧さを加えることで、それを緩和しています。
なので、僕は丁寧さを兼ね備えた、ねぎ先生の作画に惹かれたのではないか、と思います。
2つ目は、「陰陽(影)のつけ方」です。
上述した「絵のタッチ」によって『五等分の花嫁』のヒロインたちはかわいく描かれているのですが、それをより引きだたせているのが、ねぎ先生の影のつけ方です。
影をつけることで、顔のパーツや表情をさらに際立たせています。
これらの理由から、わたくしは『五等分の花嫁』の魅力の一つに「作画」を挙げるのです。
さいごに
以上、いかがでしたでしょうか!
今回は『五等分の花嫁』の魅力を解説しました!!
みなさまも『五等分の花嫁』を読んで、かわいい五つ子に囲まれてキュンキュンしてみませんか??
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では!