※この記事は重大なネタバレを含みます。
ご覧になる際はご注意ください。
みなさまは『ソードアート・オンライン』という作品をご存じでしょうか。
出典:ソードアート・オンライン
『ソードアート・オンライン』は『アクセルワールド』を代表作とする、川原礫先生が連載している、SFライトノベルです。
今回はそんな、『ソードアート・オンライン』の劇場版第2弾『ソードアート・オンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア-』の結末や魅力を紹介します。
ストーリー(ネタバレ注意!!)
女子中学生の結城明日奈(アスナ)は友達の兎沢深澄(ミト)に誘われ、脳に電子信号を送ることでゲーマーを仮想世界に送る装置、「ナーヴギア」を使用することでプレイできる、VRMMORPG「ソードアート・オンライン」(以下SAO)にログインします。
ですが、このゲームは一度ログインするとラスボスを倒すまでログアウトできず、外部からのナーヴギアの接続を切ったり、ゲーム内でHPが0になると現実で死んでしまうという死のゲームでした。
ゲームがあまり得意ではないアスナは、ゲームが得意で、SAOのβテストにも参加していたミトと共に、このゲームで生き残るために奮闘します。
そして、2人ともある程度強くなった頃、レベルアップのためにある植物モンスターに戦闘を挑みます。
連携で次々とモンスターを倒していく2人。
そんなとき、レアアイテムをドロップするネズミ型モンスターをミトが見つけ、一時戦線を離脱します。
そのモンスターを倒し、アスナの元に戻ってきたとき、彼女は誤って、倒すとモンスターを大量に呼び寄せるモンスターを倒してしまいます。
2人は必死に敵を倒していきますが、トラップが発動し、ミトが崖下に落下。
一刻も早くアスナの元に戻ろうとしますが、敵が多く、なかなか戻ることができません。
そして、アスナのHPがほぼ0となり、「アスナの死を見たくない」とパーティーを脱退し、多くの敵を引き付けたままその場を去ります。
そんな死にかけのアスナを助けたのは、ソロ(パーティーを組んでいない)プレーヤー、キリトでした。
そして、1人になったアスナは「死に方は自分で選ぶ」と1人ダンジョンに向かいます。
そこで、またボロボロの状態になっていたのですが、助けたのは、またしてもキリトでした。
そのときキリトはアスナに「第一層ボス攻略会議に参加しないか。」と提案します。
会議ではボスの情報や作戦を共有し、アスナはキリトとパーティーを組むことになります。
そうして、会議が終わりかけたとき、参加者のバジオウから、「βテスターはそうでないものは知らない有益な情報を持っており、資源を独占していた。」と主張します。
そして、その会議にはミトも参加していました。
その翌日、ボス戦に挑むことになります。
キリトとアスナは取り巻きの雑魚を排除する役目。
ボスのHPを順調に削っていましたが、ボスはβテストとは違う攻撃を放ち、攻略の指揮を執っていたディアベルが死亡してしまうのです。
さらに、ミトが取り巻きに苦戦していた時、アスナが助けます。
そして、ミトはアスナにレイピアを渡します。
このレイピアはあの時のネズミ型モンスターがドロップしたものでした。
そして、キリト、アスナ、ミトの3人はボスに向かい、討伐に成功します。
しかし、戦闘終了後、バジオウが「誰も知らなかったボスの特殊攻撃を知っていた。」といちゃもんをつけてきます。
そして、キリトはβテスターのチーターで「ビーター」と呼ばれることになります。
その後、キリトは一人で第2層に向かい、アスナもそれに付いていくのでした。
登場人物
キリト
出典:SAO公式サイト
SAOに巻き込まれた少年
SAOトップクラスの腕を持ち、βテストでは誰よりも先に進んだ
アスナ(本名:結城明日奈)
出典:SAO公式サイト
名門女子中学に通う、SAOに巻き込まれた少女
ゲームは基本せず、不得手
死を目前にして絶望するが、ミトの言葉で立ち直り、SAOを戦い抜くことを決意する
ミト(本名:兎沢美澄)
出典:SAO公式サイト
名門女子中学に通う、ゲーム好きの少女
数少ない友人であるアスナをSAOに誘う
βテスターで、キリトほどではないが、かなりの腕前
感想
いや~面白かった!!
「SAOの映画」の時点で面白いのはほとんど確定していたようなものですが、それにしても面白かった!!
映画館の大きなスクリーンに映し出される美しい映像、アニメ版BGMをアレンジしたかっこいいオリジナルBGM、オリジナルの部分を出しつつも原作との矛盾や改変が全くない物語構成。
素晴らしい!!
まじで体感時間30分でした。
なによりミトが良い!!
ミトはオリジナルキャラクターなのですが、とてもいいキャラをしています。
SAOにログインする前、アスナとの対比が多く描かれ、ほぼ真逆です。
ですが、本当に仲良しです。
また、SAOにログインした後もアスナの騎士になり、危険な目には合わせないことを誓います。
ですが、彼女もただの女子中学生。
友達が死にかけているのを目にして逃げ出してしまいます。
彼女はキリトのような何でもできるヒーローではありません。
ヒロインをさっそうと助けるキリトと、絶望し逃げるミト。
この対比がまた、いい味を出しています。
(アスナが死にかけたのは偶然に偶然が重なった結果であり、ミトは悪くありません。)
ミトはかっこいいしかわいいです。
声もいい!!(CV.水瀬いのり)
また、この作品は原作やアニメ、マンガとは違いアインクラッド編の第一層攻略までをアスナ目線で描いたものです。
このキリト目線とのギャップが面白い!!
最初から強く、ノリノリだったキリトは違い、アスナは最初からゲームの知識もなければ、SAOに乗り気だったわけでもありません。
なので、一般人がSAOに向き合う過程を見ることができ、よりアインクラッド編を深く見ることができます。
今作ではSAOの暗い面をより引き立たせた構成となっています。
SAOに否定的だったアスナ目線だからでしょう。
以上が僕の感想になります。
注目ポイント
ここでは、今後『ソードアートオンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア』をご覧になるにあたって注目していただきたいところをピックアップします。
ポイント1:映像美と音楽美
上述しましたが、この作品は作画がすごすぎます。芸術作品です。
暖かそうな日光、透き通った水、美しい空、細部までこだわったキャラクターの表情。
油絵かと勘違いしてしまいそうなほど、きれいです。
特に、戦闘シーン。
息が詰まるほどのスピード感あふれるアクションシーン、剣がぶつかるたびに飛び散る火花、大迫力のソードスキル。
思い出しただけで鳥肌が立ちます。
アスナの入浴シーンも手が込んでいて素晴らしかったです。
また、BGMも素晴らしかったです。
今作のBGMはSAOファンなら誰もが一度は聞いたことのある、戦闘BGMや平常時BGMに少しアレンジを加えたオリジナルとなっています。
ですが、大きなアレンジを加えているわけではなく、少し聞けば誰でも分かる程度のアレンジです。
それでも、アニメとは違った緊張感を感じさせてくれます。
上述の作画もあって、第一層ボス戦のクライマックスは本当に息が止まっていました。
ポイント2:ミトとアスナ、ミトとキリトの対比
こちらも上述しましたが今作はミトを中心とした対比が多く存在します。
SAOログイン前の1人のミトと、人に囲まれるアスナ。
ゲームがうまいミトと下手なアスナ。
ログイン後の状況をすぐに受け入れ、行動を起こせたミトと受け入れられないアスナ。
βテストでキリトに追いつけないミトと、先に行くキリト。
肝心なところでアスナを守れなかったミトと、守ったキリト。
このように少し思い出しただけでもこれだけの描写が存在します。
ミトは常にアスナを守ろうと行動します。
ですが、肝心な時にアスナのそばにいたのは、ミトではなく、キリトでした。
(現在、ミトはアスナの心の支え的な立ち位置にいます。)
つまり、ミトはキリトを追いかける側の人間なのです。
なので、今後、ミトがキリトに対し、どのような行動をとるのか、注目していただきたいと思います。
さいごに
以上、いかがでしょうか!
今回は『ソードアート・オンライン』劇場版第2弾『ソードアート・オンライン-プログレッシブ-星なき夜のアリア-』の結末や魅力を紹介しました!!
2022年中に劇場版第3弾『ソードアート・オンライン-プログレッシブ-冥き夕闇のスケルツォ』の公開も決定し、なおさらミトはSAOをクリアできたのか、今後が楽しみですね!
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