※この記事には、少しだけネタバレが含まれます。ご覧になる際はご注意ください。
みなさまは『テラフォーマーズ』というマンガをご存じでしょうか。
出典:テラフォーマーズ
この作品には、「マーズランキング」という設定が登場します。
「マーズランキング」はテラフォーマーの生け捕りを前提とした制圧能力を各乗組員に対して格付けしたものです。
ですが、この「マーズランキング」は、ある理由から第四班の班員は不正にランク付けされています。
なので、今回は第四班を含めた「マーズランキング」TOP15を考察しようと思います。
※戦闘描写のない戦闘員は考察していません。
このランキングは僕が作中のデータだけを見て独断と偏見で作ったものだからくれぐれも鵜吞みにしないように!
- 15位 マルコス・E・ガルシア
- 14位 エヴァ・フロスト
- 13位 イワン・ペレぺルキナ
- 12位 ボルジギーン・ドルジバーキ
- 11位 ジェット
- 10位 西 春麗(シィ・チュンリー)
- 9位 鬼塚慶次
- 8位 ミッシェル・K・デイヴス
- 7位 シルヴェスター・アシモフ
- 6位 膝丸燈
- 5位 小町小吉
- 4位 劉 翊武(リュウ・イーウ)
- 3位 アドルフ・ラインハルト
- 2位 紅(ホン)
- 1位 ジョセフ・G・ニュートン
- さいごに
15位 マルコス・E・ガルシア
出典:テラフォーマーズ
マルコスの能力、アシダカグモは作中最速の機動力、反射神経を持っています。また、8つの目と体毛による気配の察知で敵の動きの先読みができます。
作中では、拳銃の弾道を読み、発射された銃弾より早く動いてすべてキャッチするという離れ業を行っています。
このように、十分に強い能力ではありますが、持久力に難があり、テラフォーマーを一度に数十体相手にするのが限界です。
なので、15位としました。
14位 エヴァ・フロスト
出典:テラフォーマーズ
エヴァの能力、プラナリアはご存知の通り、ほとんど不死といえるほどの再生能力を有しています。これだけならただの非戦闘員ですが、ある事情から後述のアドルフと同じく、デンキウナギの放電能力も持っています。
この放電能力がめちゃくちゃ強く、触れるだけで敵を戦闘不能にするに十分な電流を流すことができます。
ですが、アドルフと違い、専用武器がないため、遠距離への対抗策がなく、エヴァ本人の戦闘能力もないため、この順位としました。
(作中では、後述のバーキとの小細工なしのタイマンで負けています。)
13位 イワン・ペレぺルキナ
出典:テラフォーマーズ
イワンの能力、チョウセンアサガオは毒を敵の体内に注入することで、幻覚を見せることができます。
また、専用武器を使うことで毒をガスに変換し、放出し、広範囲を制圧することができます。
それに加え、火星に行く前は戦場にいたため、体術にも優れています。
このように、捕獲向き、広範囲の制圧も可能と穴が少ない能力ですが、イワン自身が成分の調節が下手ですぐに即死させてしまうため、この順位としました。
(後に調節ができるようになっています。)
12位 ボルジギーン・ドルジバーキ
出典:テラフォーマーズ
バーキの能力、ハイイロオオカミはイヌ科に特有の人間の一億倍の嗅覚を持っています。
この嗅覚は、人間が筋肉を動かす際に生じる乳酸の臭いを感知するほどで、作中では、この乳酸を感じ取って後述の燈やエヴァの動きを先読みし、一撃を加えています。
哺乳類をベースとする能力を持つ者の中では、作中最強クラスです。
しかし、そもそも哺乳類型のベースがそんなに強力ではないものがほとんどで、上述の戦い方もバーキの戦闘能力があってこそです。
そこまで応用が利くわけでもなく、射程外からの攻撃にも為す術がないのでこの順位としました。
11位 ジェット
出典:テラフォーマーズ
ジェットの能力、テッポウエビは甲殻類の持つ再生力に加え、自走砲(戦車のようなもの)を浮かせるほどの衝撃波を放つことができます。
さらに、専用武器のソナーを使うことで、地中や視覚にいる敵にも衝撃波を当てることができます。
遠距離攻撃ができるというだけでも十分厄介ですが、これに加え、ジェットは「カビー・カボーン」というタイの古武術を使用します。
これらを駆使し、作中では、燈と互角に渡り合っています。(燈の専用武器をジェットが用いての戦闘であり、燈が専用武器を使えていたら、おそらく燈が勝っていたと思います。)
遠距離攻撃は十分に強力ですが、それだけで、使用武術は棒状の物が二本ないと真価を発揮できません。
よって11位としました。
10位 西 春麗(シィ・チュンリー)
出典:テラフォーマーズ
西の能力、ミナミハナイカは生物界最高クラスの変色能力を持っていて、常人には見えない透明人間になることができます。また、軟体動物なので切断された手足を再生することもできます。
これだけならば、ただの不意打ちがしやすいだけの能力なのですが、西本人の戦闘力がかなり高いです。
作中では反撃する気がなかったとはいえ、後述の慶次を一方的にフルボッコにしています。
このように十分に強いのですが、これ以降のランキングは、ベースが強すぎる、人間離れした身体能力、技術を持った者が占めています。
よって10位としました。
西は服を透明にできないから基本全裸で戦います。えっちぃ。
9位 鬼塚慶次
出典:テラフォーマーズ
慶次の能力、モンハナシャコは作中最強の能力だと明言されており、甲殻類の再生能力に加え、強力な打撃を繰り出すことができます。
また、慶次自身、ボクシングで二階級制覇直前までいった実力者で、1対1の状況で誰かに負けることはまずありません。
また、モンハナシャコは人間では視認できない光線(赤外線や紫外線など)を視認でき、索敵にも重宝されます。
にも関わらず、この順位になったのは、最大の武器の打撃において、専用武器を使用した後述のミッシェルに劣ると考えたからです。
8位 ミッシェル・K・デイヴス
出典:テラフォーマーズ
ミッシェルの能力、バクダンアリは常温で蒸発する特殊な液体を、敵の体内に流し込んだり、霧状にして口から噴射して吸い込ませることで、内部から破裂させます。
また、能力を持っていた父からの遺伝によるもう一つの能力、パラポネラは生物界トップクラスのパワーを持っています。
加えて、遺伝によって変身しなくてもテラフォーマーをワンパンできるほどのパワー、人間離れした聴力、身体能力と、挙げるときりがないほどの戦闘能力を持っています。
ぶっちゃけ、捕獲を考慮しなければ、ジョセフと並ぶほどの戦闘力を持っていると思います。
ですが、能力や彼女の性格、目的が、捕獲に全くと言っていいほど向いておらず作中では捕獲に成功した描写がまったくありません。
「マーズランキング」は捕獲を重視したものであるため、8位としました。
7位 シルヴェスター・アシモフ
出典:テラフォーマーズ
アシモフの能力、タスマニアン・キング・クラブは作中最高の防御力を誇ります。その防御力は、至近距離からのライフルによる銃撃で傷一つつかないどころか、脱皮した殻をクッションとすることで、高度6000メートルからの落下に耐えられるほどです。
さらに、甲殻類の持つ再生力も持っており、体力を消費しますが、腕や足の1,2本なら数分で再生できます。
この圧倒的な防御力に加え、彼自身、柔道7段の実力者であり、白兵戦において彼と渡り合えるのは後述する小吉、劉(リュウ)、ジョセフくらいで、そこらのテラフォーマーなら何体来ても相手になりません。
ですが、攻撃手段が近距離に限られる、毒のような間接的な攻撃に弱いといった弱点があります。
また、彼自身の性格も踏まえて、捕獲に向いていないので、この順位としました。
6位 膝丸燈
出典:テラフォーマーズ
彼の能力、オオミノガは生物界最高硬度の糸を出すことができます。この糸は作中最強クラスのパワーを持つ、パラポネラ型テラフォーマーでも切れないほど硬く、彼の使用武術の古武術による捕縄術も相まって、作中屈指の捕獲能力を持ってます。
また、糸が使えなくても、古武術の体術、専用武器の忍者刀による剣術と、基本的には何でもそつなくこなせます。
さらに、もう一つの能力、ハナカマキリの鎌を上述の糸に生やすことで、斬撃を飛ばして中・遠距離攻撃も可能です。
このように、基本的には何でもできるのですが、その分、器用貧乏というイメージがあり、6位としました。
(器用貧乏にも関わらず、ここまで順位が高いのは、「マーズランキング」が捕獲を重視したランキングだからです。)
5位 小町小吉
出典:テラフォーマーズ
小吉の能力、オオスズメバチはご存知の通り、強力な毒を持っています。この毒はかなり強力で、毒に耐性のある劉(リュウ)を一時、行動不能にするほどです。
(持っている毒の成分がぜんぜん違うので単純比較はできませんが。)
加えて、彼は空手6段の実力者で、ジョセフとタイマンで殴り合って引き分けるほどで、近距離の殴り合いで小吉に確実に勝てるものは、作中にはいません。
また、20年以上の能力訓練により、毒針や毒液をとばす、ひじからスズメバチの顎を生やす、といった、訓練では片づけられないほどの、能力の幅を持ちます。
さらに、持久力がかなり高く、昼から日が沈むまで戦い続けるどころか、数百体のテラフォーマーを一人で殲滅するなど、人間離れしています。
このように、作中でもトップクラスの戦闘力を持っていますが、捕獲に不向きである、遠距離に対抗策がない、などの理由から5位としました。
4位 劉 翊武(リュウ・イーウ)
出典:テラフォーマーズ
彼の能力、ヒョウモンダコは変身すると3本のタコ足を背中から生やし、5本腕として戦うことができます。
ですが、ヒョウモンダコの最も強力な能力は毒で、フグ毒で有名な「テトロドトキシン」をタコ足から敵の体内に注入したり、自分に鎮痛剤として使うことができます。
また、軟体動物特有の再生能力、軟体動物なので骨がないので予測のつかない動きができる、体色を変えられる、墨を吐く、といった多くの能力を有しています。
特に再生能力はかなりのもので、作中では、再生力を売りとするプラナリアと同程度の再生を行っています。
ここまで能力の話をしてきましたが、本当に恐ろしいのは彼の体術で、タコ足を含めた五本の腕で、予測のつかない攻撃ができます。特に、彼の発頸はアシモフにダメージを与えるほどです。
このように、遠距離以外なら、あらゆる状況に対応できるため、4位とします。
3位 アドルフ・ラインハルト
出典:テラフォーマーズ
彼の能力、デンキウナギはご存知の通り、強力な放電を行うことができます。
至近距離なら直接触れて放電、中・遠距離には専用武器の手裏剣を介して感電させるなど、多少なら距離に関係なく、幅広く戦うことができます。
また、打撃にはウナギのぬめりで衝撃を軽減させ、銃撃には電磁バリアと防御面でもぬかりありません。
さらに、変身しなくても、弱い電波を放つことで、レーダーの役割をすることができます。
このように、かなり汎用性の高い能力なので3位となりました。
空気中を電気が走るには、とんでもない電圧が必要みたいだけど、フィクションだから見逃すように。
2位 紅(ホン)
出典:テラフォーマーズ
彼女自身には戦闘力はまったくありません。
ですが、彼女は作中最強の能力、「細菌型」の能力者です。これはいわゆる、「細菌兵器」のことで、変身すると、体から毒素がばらまかれ、数千体のテラフォーマーを数秒で全滅させることができます。
また、変身が終了しても、残留毒素が滞留しており、防護服なしでは立ち入ることすらできません。仮に汚染区域に入ってしまうと口をふさいでいても、15分で死に至ります。
また、専用武器の吹き矢を使うことで、特定の相手にだけ毒素を注入することができます。
このように、使った時点で勝ちという強力な能力ですが、捕獲には全く向いていないため、2位としました。
紅ちゃんは『テラフォーマーズ』で一番かわいい。異論は甘んじて認める。
1位 ジョセフ・G・ニュートン
出典:テラフォーマーズ
彼は「人類の到達点」と称され、身体能力がカンストしています。
つまり、人間にできることなら、何でもできます。
実際、数千体のテラフォーマーの死体の山を築いたり、上述の劉と第四班の班員3人を相手に無傷で制圧するなど、無茶苦茶強いです。
さらに、万が一、傷を受けても彼の能力、プラナリアによって再生します。
また、西洋刀を専用武器とする以上、遠距離からの攻撃を弱点としますが、もう一つの能力、デンキウナギによる放電で、ある程度対応できます。(まあ、デンキウナギがなくても投石などで対応できると思いますが………。)
以上の理由から、1位はジョセフです。
さいごに
以上、第四班を含めた「マーズランキング」TOP15を考察しました。
この考察が読者の方の疑問解決に一役買えたら幸いです。
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